

もしかすると、よかれと思い親が先回りをして子どもにあれこれ教えることは、子どもの自立心や好奇心を知らず知らずのうちに摘み取ってしまっているのかもしれません。
家族で遊園地に出かけたときのこと。
駐車場から遊園地の入口までは結構な距離があったのですが、当時まだ小さかった子どもが度々道草してなかなか辿り着きません。
段々とイライラしてきて、半ば叱りつけながら強引に子どもの手を引っ張ろうとした時、ふと思ったのです。
せっかく家族で楽しむためにここへ来たのに、何を怒っているんだろう?
道草とは言え、楽しそうにしているところを無理矢理親のペースに合わせて、子どもたちは楽しい休日になるのかな?
そう思った私は、子どものペースに合わせ歩いてみることにしました。その結果、入り口に辿り着くまでなんと約1時間近くかかり、その日の予定は大幅に狂うことに。
でも、子どもはとっても満足そうだったんです。
歩く途中で、何でもない石コロをポケット一杯に詰め込んだり、ガラクタを拾ったり。
大人だと、えっ?と思うことも、子どもにとってはちゃんとした意味のある行為なんでしょうね。
もしかすると、よかれと思い親が先回りをして子どもにあれこれ教えることは、子どもの自立心や好奇心を知らず知らずのうちに摘み取ってしまっているのかもしれません。
時として、親は子どもを「待つこと」も必要なのだと実感しました。
以前より、各ウオーキング大会で大人と一緒に子どもが歩く姿を見かけてきましたが、子どもを主役としたウオーキングコースはありませんでした。
世の中の流れや実体験を受け、親子で楽しみながら、けれども子どもが主導するウオーキングコースが作れないものか?
そこで、ウオーキング教育の一環として取り組んできた、倉吉幼稚園の日野彰則氏や子どもの足を学術的に研究されてきた、まつだ小児科医院の院長、松田隆氏など、様々な方のアドバイスを仰ぎながら、歩育についての勉強会を何度も開き導入を検討することになりました。