私の使命は伝え続けること2011年8月25日

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大人・子どもに限らず、強い想いを持って物事に取り組むことが重要だと考えています。

漢字では「河鹿蛙」と表現されるように、かじか蛙の鳴き声は鹿の声のように美しいものです。
私の住む鳥取県三朝町にはかじか蛙の像があったり、三朝温泉を舞台にした映画「三朝小唄」の中でもかじか蛙について唄う箇所があったりと、ごく身近な存在だと思ってきました。
しかし、かじか蛙はもとより「かじか蛙を守ることは水や自然を保護することにつながる」ということを多くの人がご存知ありません。
そこで私が会長を務める三朝温泉かじか蛙保存研究会では、先にご紹介した「カジカ蛙の親子」という物語を通し、大人だけでなく子どもにも水や自然の尊さを伝えてきました。
毎年夏に「かじかの声を聞く夕べ」を開催。地元民や観光客の方と一緒になってかじか蛙の美しい音色に耳を傾けながら、自然環境を考える取り組みを行っています。

子どもたちに「カジカ蛙の親子」の物語を聞かせると、目をキラキラさせながら「私にも自然を守るために何か出来ることはないかな?」と積極的に話しかけてきてくれます。そんな時私は、「自分の出来ることを自分の出来る範囲でやってみて」と伝えます。
大人からしてみれば、子どもができることはほんの小さなことかもしれません。しかし、それらを合わせたら大きな力になる。私は大人・子どもに限らず、強い想いを持って物事に取り組むことが重要だと考えています。

これら以外にも米子市出身の作曲家、村尾義晴氏に曲を付けてもらい「かじかのうた」「私のブナの実」という歌を作りました。また、毎年10月の第1日曜日に水源確保のための植林活動を行っており、老若男女問わず多くの方々にご参加頂いております。

こういった長年の活動を評価して頂き、平成22年度水資源功労者として国土交通大臣より表彰を受けました。
しかし賞を頂いたことは、一種のスタートでしかありません。
この賞をきっかけとし、今まで以上に地域の自然や水環境を考えていきたいと思っています。

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かたり手

おいしい水

祝部 大輔さん
ほうり だいすけ

鳥取県米子市生まれ
鳥取大学医学部医学科社会医学講座医学教育学分野 講師
医学博士、専門:薬理学

研究テーマは、薬物乱用防止に関する啓発と防止教育を行うことで、薬物乱用のない世界を目指す。
また、鳥取県の水について、経済・環境問題・地域貢献など多方面から研究を行い、命をつなぐ水をどのように守るのかを考えて行きたい。

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かたり手

水源の保全活動

御舩 道子さん
みふね みちこ

鳥取県倉吉市生まれ
三朝温泉かじか蛙保存研究会 会長
他、野口雨情会 会員、宮沢賢治学会 会員、三朝温泉おかみの会 会員、日本熊森協会 会員

1948年(昭和23年)4月より、鳥取県東伯郡の三朝町民となり、「藍の宿 木屋旅館」の女将として、長年三朝温泉の活性化に携わる。
かじか蛙を通して、地域の自然や水環境の保全活動を行っている。