

小型風車も一つの供給源としての可能性が見えてくるかと思います。
小型風車には安全面で多くの課題があります。小型風車は強い風が吹けば、高速に回転しますので、しっかりとした設計や制御がされていないと、羽根が破損して飛んでいったり、支柱ごと倒れる危険もあります。また太陽光発電とは異なり動いている部分があるため、危ないというイメージがどうしても強いと思います。今後、技術的な改良が進み、そのイメージを払拭することができれば、また違ってくると思いますね。
それから、風力エネルギーは不安定であることが最大の問題です。したがって、コストの問題とも合わせて考えるならば、家庭の電力を100%供給するのは難しく、そのうちの10~20%程度を補うものと考えるのが現実的かもしれません。
世間一般の考えとして、原子力発電は必要悪的な部分があったと思います。しかし、その考えが、震災後に大きく変わったと思います。個人的にも、原子力発電に対する考え方が変わりました。できるだけ減らしていくべきだと。
そうかと言って今すぐ使用しないというわけにもいきませんから、それに代わるエネルギーが必要になるわけです。
現在使われている原油や天然ガスなどの化石燃料は徐々に減ってきています。コストもそのうちに上昇してくることが予測されています。
そこで、安全性の高い持続可能なエネルギーが求められています。
日本は限られた資源の中で国産エネルギーを増やしていく必要があるでしょう。つまり、エネルギーの地産地消ですね。
研究が進めば小型風車も一つの供給源としての可能性が見えてくるかと思います。
今まさに、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの割合を見直すきっかけだと思っています。研究者として少しでも小型風力発電の研究で「世の中に」貢献できればと思いますね。